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韓国語の資格★ハン検とTOPIK|違いは?初心者にはどっちがおすすめ?

 
ともまま
안녕하세요!こんにちは!

韓国語の勉強を始めると、何か目標が欲しくなったり、自分のレベルは今どのくらいなのかなと気になったりしますね。

そんな時に思い浮かぶのが「資格」の取得です!

英語なら英検やTOEICがあるように、韓国語の代表的な資格として「ハングル能力検定(ハン検)」と、「韓国語能力試験(TOPIK)」があります。

どちらか資格試験を受けたいけど、どっちがいいんだろう?と迷っている方に

2つの資格の違いや、勉強を始めた韓国語初心者の方へのおすすめをお伝えします。

 

韓国語の資格の種類

韓国語に関する代表的な資格「ハングル能力検定(ハン検)」と、「韓国語能力試験(TOPIK)」について、まずはそれぞれ試験の概要や特徴を紹介します。

ハングル能力検定(ハン検)の概要・特徴

ハン検の概要

“Machine LEARNING 1 illustration by Streamline”

ハングル能力検定試験(略してハン検と呼ばれています)は、韓国・朝鮮語検定では日本で一番歴史が長く、唯一日本語母語話者のための検定試験です。

チャレンジできるのは年に2回。

6月 第1日曜日11月 第2日曜日

受験者の年齢は、なんと6才から87才までと幅広く、出願者累計(※第1回~第54回)は45万名を越えています。

試験内容は「聞き取り」と「筆記」の2部構成。

 
ともまま
5級が1番簡単で、数字が小さくなるほど難しくなります。

2021年7月時点での検定料は以下の通りです。

資格検定料
5級3,700円
4級4,200円
3級5,300円
準2級6,300円
2級7,000円
1級10,000円

ハン検の特徴

ハングル能力検定協会のHPには以下2つの特徴が書かれています。

  1. 日本語を母語とする学習者に特化した検定
  2. 南北いずれの正書法も認めている
 
ともまま
具体的にイメージしにくいので、簡単に解説していきますね。

日本語を母語とする学習者に特化した検定

韓国語と日本語には助詞があるけど英語にはない

逆に韓国語と英語には同じ発音があるけど日本語にはない

など、母国語にしている言語によって韓国語を学習する時の躓きやすいポイントが違います。

 

ハン検では、日本語を母国語としている人の長所と短所を考慮して試験の難易度を調整したり、
間違えやすいポイントを重点的に問題にしている点が試験問題の大きな特徴です。

また初級の問題は「日本語」で出題されていることもポイント。

上級でも日本語との翻訳問題があるなど、日本で学習していることを前提とした内容となっています。

南北どちらの正書法も認めている

韓国語と朝鮮語、同じ言語ですが語彙や発音に違う点があります。

 
ともまま
日本の”方言”と同じくらいの差だと考えて良いみたい。

韓国はアメリカの、北朝鮮はロシアの影響を言語にも受けているそうです。

使われる単語も違います。

例えば、アイスクリームの場合

韓国語では「아이스크림(aisukurim)」
朝鮮語では「얼음보숭이(orumposungi)」

ハン検では、語彙や連語、助詞などで南北の違いがある場合、どちらを書いても正解です。

朝鮮語について書いてある本は多くありませんが、「ハングル」検定公式ガイド合格トウミ(初級編)などのハン検公式の本には、北朝鮮での表記についても触れていますよ。

必須ではないですが、南北の違いについても知っておくのは言語学習を進めていく上で大切だし、興味深いですね。

韓国語能力試験(TOPIK)の概要・特徴

TOPIKの概要

“Writing 2 illustration by Streamline”

韓国語能力試験TOPIK)は、大韓民国政府(教育省)が認定・実施する唯一の韓国語(ハングル)試験です。

日本だけでなく、世界約70ヵ国で一斉に試験が開催されています。

2017年以降、日本では年3回開催されています。

2023年の開催は以下の通り。

第87回第89回第90回
4月9日(日)7月9日(日)10月15日(日)

出願者の累計は280万人以上。

 
ともまま
ここ数年は特に、KPOPをきっかけに勉強して受験する人が増えているんですって。
 

初級の韓国語能力試験Ⅰ(TOPIK Ⅰ)と中上級の韓国語能力試験Ⅱ(TOPIK Ⅱ)と難易度別に2つの試験があります。

試験内容は、読解と聞き取りはレベル共通であり、TOPIKⅡには更に作文を含む筆記が加わります。

2021年7月時点での検定料は以下の通り。

資格検定料
TOPIK Ⅰ4,500円
TOPIK Ⅱ6,000円

TOPIKは点数によって獲得できる資格が決まります。

合格基準は以下の通りです。

受験級TOPIK ⅠTOPIK Ⅱ
等級1級2級3級4級

5級

6級
合格点80点140点120点150点190点230点
 
ともまま
TOPIKは1級が最も簡単で、数字が増えるごとに上級レベルになっています。
ハン検とは逆ですね。

TOPIKの特徴

出題文も回答も全て韓国語

前述の通り、TOPIKは韓国政府認定の資格であり、全世界の人が受けます。

そのため出題に関しても世界共通で「韓国語」

韓国語勉強初心者にとっては少しハードルが高いように感じるかもしれませんね。

ただし出題分にもいくつかパターンがあるので、慣れてくれば出題文を理解することに時間がかからなくなるでしょう。

出題文が理解できることが、TOPIK受験の必須最低レベルです。

ハン検とTOPIKの違いは?

ハン検とTOPIKは以下のような違いがあります。

  1. 出題文の言語の差(ハン検は日本語、TOPIKは韓国語)
  2. ハン検は日本に特化した資格なので、国内の仕事等で活かせる
  3. TOPIKは世界共通の資格なので、韓国での仕事や留学に必要
  4. 日本語との翻訳問題があるのは、ハン検のみ

難易度的には最も易しいのはハン検5級、また最も難しいと言われているのはハン検1級です。

韓国語初心者におすすめの資格はどっち?

初めての資格試験には「ハン検」がおすすめ!

韓国語勉強を始めたばかりの初級者におすすめなのは”ハン検”です。

出題文が日本語なのでTOPIKよりも最初は取り組みやすいのがポイント!

 
ともまま
ハン検・TOPIKの中で最も易しい”ハン検5級”を最初の目標にするのがオススメです♪

ハン検5級の難易度は?

ハン検5級のレベルは公式HPによると”60分授業を40回受講した程度”です。

40時間の勉強が必要ということは、30分〜1時間くらい毎日コツコツ2ヶ月勉強すれば合格できる可能性があるということですね。

具体的な学習内容のレベルとしては、以下のことも書かれています。

  • ハングルの母音(字)と子音(字)を正確に区別できる。
  • 約480語の単語や限られた文型からなる文を理解することができる。
  • 決まり文句としてのあいさつやあいづち、簡単な質問ができ、またそのような質問に答えることができる。
  • 自分自身や家族の名前、特徴・好き嫌いなどの私的な話題、日課や予定、食べ物などの身近なことについて伝え合うことができる。
 
ともまま
韓国語の勉強を始めた最初の目標レベル感としてぴったり!

回答はマークシート方式、60点以上で合格です。

著:ハングル能力検定協会
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まとめ:韓国語初心者にはハン検5級がおすすめ!

資格試験は、勉強の目標になったり、自分の実力を知る良い機会です。

韓国語勉強を始めてハングルが読めるようになったら、次の目標として”ハン検5級”取得を検討してみてはいかがでしょうか。

次回のハン検試験日は2023年6月25日(日)予定。

協会HPでは3月3日(金)~4月23日(日)まで願書受付が予定されています。
※郵送の場合は締め切りが早くなるので注意!

▶︎ハングル能力検定試験 公式HPはこちら

감사합니다.ありがとうございました♪