今回は韓国語の「お母さん」の言い方を紹介します。
日本では小さい頃は「ママ」と呼んでいたり、他人と話す時は「私の母が…」と言ったり「お母さん」を表す表現はいくつかありますね。
また日本では5月の第2日曜日は「母の日」です。
私は自分の母親に毎年プレゼントをあげていて、今は娘からプレゼントを貰えるようになって毎年楽しみな日の1つです!
韓国では「お母さん」はどのように呼ばれているのでしょうか?
母の日はあるのでしょうか?
韓国での習慣や「お母さん」に関連する単語をみていきましょう。
お母さんの韓国語は?
韓国語で最も使われる「お母さん」の呼び方は어머니(omoni)です。
韓国ドラマなどを見ていてもよく出てくるので聞いたことがある人もいると思います。
また、他の人にお母さんを紹介する時に日本では「私の母です。」と紹介したりしますが、韓国では公式的な場所や目上の人の前でも”어머니”は使われます。
子供が産まれてから出会った人の場合、自分の名前より「〇〇ちゃんのママ」といった呼ばれ方をすることが増えますよね。
韓国でも同じで、子供がいる場合「子供の名前+어머니」と呼ばれることが多いようです。
例えばこどもの名前が「태형(テヒョン)」の場合は「태형 어머니(テヒョン オモニ)」です。
韓国で「お母さん」の他の呼び方はあるの?
呼ぶ人や場面によって「ママ」「義母」「母」など、様々な言い方に変化します。
韓国でも”お母さん”に関連した他の言い方があるのでチェックしていきましょう。
日本語の「ママ」にあたる韓国語
日本語で「ママ」にあたる言い方が
엄마(omma)
です。
韓国ではママやマミーといった外来語を取り入れなかったので、こどもはみんな「엄마(オンマ)」を使っています。
日本では「ママ」は、特に男性は小学生くらいまでしか使わない場合が多いですね。
韓国でも以前は結婚したり親元を離れる場合に”엄마(オンマ)”から”어머니(オモニ)”に呼び方を変えていたようです。
BTSのバラエティ番組で、メンバーが自分の母親に電話をかけている場面が放送されていましたが、「엄마~~!」と呼んでいました。
多くの人に見られる放送でも自然に使われるということは、それだけ一般的ということですね。
「엄마(オンマ)」と呼んでいるので、見てみてくださいね。
Vが読んでいるのは8分あたり、ジョングクは8分30秒あたりです。
ちなみに、9分30秒あたりでジミンがジョングクのお母さんのことを呼ぶときは「어머니(オモニ)」と言っています。
日本では20代の男性が「ママ~!」と人前で言うことはほとんど無いので、日本の「ママ」と韓国の「엄마」は使い方の感覚は少し違うことは覚えておきましょう。
日本語の「お義母さん」などにあたる韓国語
結婚した後に自分の妻、または夫の母親のことは何と呼ぶのでしょうか?
日本語では「お母さん」と「お義母さん」は漢字は違いますが、話しかける時の「おかあさん」音は一緒ですね。
日本でも結婚した相手の親を「ママ」とは言わないように、韓国でも”엄마(オンマ)”は使いません。
어머니(オモニ)
もしくは
어머님(オモニム)
と呼びます。
”어머님(オモニム)”は日本語にすると「お母様」にあたります。
日本ではなかなか「お母様」は使いませんが、韓国では敬いの気持ちを込めてお義母さんや他人のお母さんのことを呼ぶときに使われています。
また他の人に自分のお義母さんの話をする時は、以下の2つの言い方があります。
- 夫側の「お母さん」=”시어머니(シオモニ)”
- 妻側の「お母さん」=”친정어머니(チンジョンオモニ)”
日本語では妻側・夫側どちらであっても「お義母さん」ですが、韓国では使い分けるんですね。
お義母さんに直接呼びかける時の”어머니(オモニ)”もしくは”어머님(オモニム)”は妻側・夫側の区別はないですよ。
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韓国に母の日はあるの?
日本では5月の第2日曜日に「母の日」がありますね。
母の日は日本だけの習慣ではなく、日付は違っても世界の各国、例えばアメリカやオーストラリア、シンガポール、フランスなど多くの国でも行われている習慣なんですよ。
では、韓国にも母の日はあるのでしょうか?
韓国に母の日はあるの?
韓国には「母の日」はありませんが、5月8日に「父母の日(両親の日)」があります。
어버이(オボイ・父母)+날(ナル・日)=어버이날(oboinal・オボイナル)
実は1956年から1972年まで、韓国にも「母の日(オモニナル)」がありました。
「父の日もあるべき!」という声を受けて母の日から父母の日に変わったそうです。
また어버이날(父母の日)は、日本の母の日と同じで、カーネーションを贈るのが定番。
カーネーションの他にもお金やプレゼントを贈って、両親に感謝の気持ちを表すそうですよ。
韓国での父母(両親)の言い方は?
어버이(オボイ)は父母の日以外ではあまり使われない言葉です。
韓国語で父母を表す言葉は부모(プモ)が使われます。
韓国は儒教の思想が根付いていて、家族であっても年上の人のことは敬い、敬語を使って話します。
実際には日本語の様にあたる”님(二ム)”をつけて부모님(プモ二ム)と言うことが多いようです。
また、부모は漢字語なので父=부、母=모と必ず読みます。
例えば、母性だったら모성 、母国なら모국と、漢字の母の部分は「모」になります。
母の付く単語が思いついたら「모」があるはずだ!と調べてみてくださいね。
〇〇の日を表す韓国語
日本語で「日」を表す言葉として、韓国語では날(ナル)と일(イル)があります。
- 〇〇の日という言い方のをする名詞として使う時:날(ナル)
※例:こどもの日、ある日、雨の降った日など - ○○日など助数詞として使う時:일(イル)
※例:10日、誕生日、月曜日など
「날」は日本語で「〇〇の日」にあたりますが、韓国語では「の」=「의」は使わずに単語をくっつければOKです。
例:「쉬다(シダ・休む)」+「날(ナル・日)」=쉬는 날(シヌン ナル・休みの日)
最初はちょっと混乱するかもしれませんが、迷ったら考えて調べて、感覚を掴んでいきましょう。
まとめ:お母さんに関連する韓国語単語や文化の違いを覚えよう
今回は「お母さん」に関連する韓国語を紹介しました!
韓国ドラマなどでも耳にする機会は多い単語。
どんなシチュエーションでどの「お母さん」の単語が使われているか意識してみてくださいね。
감사합니다.ありがとうございました♪